2009/10/21 水曜日

管楽器歯科♪

Filed under: 矯正歯科 — h.nakano @ 9:19:39

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10月18日に東北各県から約120名の歯科医師が参加して第62回東北地区歯科医学会が開催されました。その中で、大船渡市でご開業の渡辺先生が「管楽器歯科 〜診療時の留意点〜」という発表をされました(一応私も共同演者)。
内容は、1)管楽器歯科の歴史、2)管楽器歯科の序論((1)アンブシュアとは、(2)Strayerのアンブシュアの分類、(3)楽器の構え方、(4)管楽器吹奏が、歯・歯列におよぼす影響)、3)管楽器奏者への診療時(矯正歯科治療を含む)の留意点、4)管楽器奏者の前歯部の補綴について…。
◇例えば、トランペットの場合、写真のように叢生(歯のでこぼこ)が強いと、まっすぐ楽器が構えられず、振動が制限されて楽器がよく響きません。またすぐに唇が血行障害と筋肉疲労を起こします。この歯並びでは楽器は上手くなりません。では、トランペットは無理なのか?矯正をしなければ、いけないのか?アダプターを使用する事で、まっすぐ構えられ、子供であれば早期に適応して、すぐに上達します…。
◇これから管楽器を始める方がいたら、歯列・咬合などを診査して、最も適した楽器を薦めてあげたい…。
◇クラリネット・サックスには、無条件にアダプターの使用を推奨します…。
◇ 矯正中の患者さんが、実は管楽器を吹いている事を術者が知らないという事があってはいけない。管楽器奏者への矯正は、楽器ごとの特徴を把握し、力系や装置の工夫が必要です…。などなど…
歯科医師サイドだけではなく管楽器奏者にとっても有益な情報を沢山含んだ発表であったと思っています。

管楽器奏者の方で、あるいは歯科医療従事者で、管楽器と歯科治療についてもっと詳しくお知りになりたい方は、渡辺歯科クリニック(TEL: 0192-26-5100)にお訊ね下さい。

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