「AED」(自動体外式除細動器)を設置



わが国では、心室細動などによる心臓突然死で亡くなる方が年間約3万人いるといわれています。心停止後3分以内に除細動を行なった場合の救命率は約70%ですが、1分経過する毎に救命率が10%低下 していきます。岩手県内では、消防署へ通報し救急車が到着するまでの時間は約6分程度かかりますので、救急車が到着するまでの間の救命活動が重要となります。倒れた方が居たら、その場に居合わせた人が心肺蘇生法とともに、さらに一歩踏み込んでAEDを用いた心肺蘇生法を行なうことで救命率の向上が期待できます。救命救急法の実習では、消防団の方から「あなたは救急車を呼んで下さい」、「あなたはAEDを持ってきて下さい」など周囲の人への具体的指示の重要性と、胸骨圧迫(心臓マッサージ)のし方、AEDの使用法などについてスタッフ全員が学びました。